好奇心の赴くままに心理学を学び、いつのまにかロンドンに行くほど心のしくみに魅了されてしまいました。

EFT(Emotional Freedom Technique)つぼをたたきながらトラウマなどを解消するセラピーを習いました。チャールズ皇太子の妻カミラ妃や、アメリカの女優ウーピー・ゴールドバーグも飛行機恐怖症をEFTで克服したと言われています。EFTは潜在意識に滞った不安、悲しみ、恐れ、怒りなどの感情をエネルギーと捉え、そのエネルギーが心の不調を起こすという考えをもとに作られました。身体のツボをタッピングをしながらネガティブな感情を動かし解放していくという世界中で使われている最新のセラピーです。
私はEFTのプラクティショナーを取得し、実際にこのセラピーを試したところクライアントさんの感情が変化していったのです。
それは目の前で奇跡を見ているようでした。クライアントさんはどの人も「不思議だけどネガティブな感情が消えた」と言うのです。
EFTよりパワフルな心理療法MR(Matrix Reimprinting) マトリックス・リインプリンティング
このセラピーは世界の災害被害者や戦争被害者のトラウマケアのツールとして使われ、高い効果を上げています。このMRは記憶を書き換えて潜在意識に焼き付けることが可能になります。これにより、自分のイメージまで変化をさせることができるのです。

これらのセラピーを私も体験することにしました。
カウンセリングとセラピーの組み合わせで、今まで苦しんできたこの不安症を治そうと決意したのです。
対処療法ではなく、この病気の根本を見つけてセラピーをしない限り根治しないと思ったからです。

セラピーを長期的に受けることにしました。
何十年も抱えてきた不安を数回で良くなることは稀です。
頭で良くなりたいと思っているのに、セラピーを受けると無意識に抵抗が起きてうまくいかない時期もありました。
私の潜在意識の中に、簡単に良くなりたくない、という願望が隠れていたことが分かったときにはショックでした。そのくらい「不安感いっぱいの私」がアイデンティティになっていたのです。自我はこれが無くなることが怖いのです。自分が無くなってしまうと感じるのです。
少しずつこの怖さも受け入れていきました。
セラピーで私の本当の気持ちを聞いてあげました。
本当は何て言いたかったの?
何が悲しかったの?
何に怒っていたの?
今まで何も分かってあげなくてごめんね。
心の中に残された小さな自分と対話をしました。何度も何度も。
私の望みは
「私は自由に表現したい」
これだけでした。
ただ、私は私らしくしゃべりたい、私らしく笑いたい、私らしく歌いたい・・・
私の思いを全部受け止めていきました。
この不安の陰にこんな思いがあったことに気が付いたのです。
それに気づくとこの不安は悪者ではなかったことが分かりました。
こんなに何十年も嫌って切り離したいと思っていた不安は、私の大切な思いを守ってきてくれたのです。自由に表現するときに「不安」が起きてこの心を包みこみ私が傷つかないようにしてくれていたのです。
これが分かったときに、何十年も頑張ってくれていた私の「不安」に愛おしさを感じました。なんて優しいエネルギーだったのでしょう。
私の中にいらないものなど最初からなかったのです。
私の心は最初から本当は完璧だったのです。
私のずっと切り離したいと思っていたものも私の大切な一部だったのです。
この瞬間、自分が変容していくのを感じました。
私の中から本来の力が湧き出てきたのです。
体が熱くなりエネルギーが満ちてきました。
潜在意識が変わると、知らず知らずのうちに自分が変わっていきました。

これが私の心の病気のストーリーです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
今の私は相変わらず、人前でドキドキしています。(笑)
でも、その不安に気が付いています。そしてそれを受け入れています。
周りのひとが敵に見えなくなりました。
たくさんの人たちの愛情を素直に感じることができるようになり、人生がとっても楽になりました。
母との関係も変わりました。今まで母に心を閉ざしていましたが、何でも話せるようになりました。私のことを無条件に愛してくれていたことにも気づけました。

もしあなたが今、生きづらさを感じているとしたら
それは決して悪いことではありません。
人は誰でも弱いものをもっています。
でもそれはあなたが精神的に弱いからではないのです。
本当の自分の声を聞いてあげていないだけなのです。

私は自分の体験を通してそれが分かりました。

(終わり)

このカステラは母が焼いてくれたものです

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です